妖怪ウォッチとスニーカー

みなさん、妖怪ウォッチブームはご存知だと思います。
人気商品のDX妖怪ウォッチや妖怪メダルは入荷と同時に即完売。
抽選販売のために取扱店のある商業施設には、毎回発売当日の早朝から長蛇の列が出来ていました。
さらに、妖怪メダルのガチャポンも補充して数時間も経たない内に空っぽになるという人気ぶり。
この状況は1990年代半ばの「たまごっち」ブームに似ていると思っていました。
でも、実際はそれ以上。たまごっちは、それ自体を手に入れればそれでおしまいでしたが妖怪ウォッチはそうは行きません。
次から次へと出る妖怪メダルの新作や関連商品が怒涛の勢いでリリースされ、親御さん達は堪ったものではありません(苦笑)。

 

 

実は私も、小さなお子さんをお持ちの知人に依頼され、8月にDX妖怪ウォッチ零式なるアイテムを手に入れるべく、朝から某商業施設の外に2時間ほど並んだことがあります。
まぁ、抽選の結果はかすりもしなかったんですが。だって、8個の入荷に対して1500人近くが並んだわけですから。

 

 

並んでいて、そこで見た光景はというと、親子連れや大人の集団も見受けられました。
驚いたのは、ある数人の大人達が携帯電話片手に「あっちの○○店では480個入荷らしい」とか「そっちは180個か!そっちに回ればよかった」と情報交換していたのです。
そこでふと思い出したのが、かつてのG-SHOCKブームでした。そして、それはスニーカーにも通じるものがあります。

 

 

電話やSNSを駆使して情報収集するのは今の時代らしい光景ですが、冬の寒空の下10数時間も並ぶのは半ば命がけといっても過言ではありません。
それが趣味の為の努力であればいいのですが、ネットオークションなので利鞘を得るためのものでるならば少々複雑な思いに駆られるのを否めません。
そういう行為を全面否定はしませんが、やはりなんだかなぁという感じです。

 

 

まして、妖怪ウォッチの様な子供の玩具なら尚更です。
先ほども申し上げたとおり、DX妖怪ウォッチを手に入れるために出来た行列の中には親に連れられた幼い子供達が数多くいました。
そういう光景と様相を実体験した子供達が大人になった時、今やよりもさらに拍車をかけた事態を当然の如く受け入れてしまうのではないかと懸念してしまうのです。

 

 

スニーカーについていえば、記憶に新しいところでは、AIR JORDAN 6 RETRO×SLUM DUNK や AIR FORCE 1 HIGH×Supremeなどです。
どちらも発売の前夜から販売店の前に徹夜で並ぶ方が大勢いらっしゃいました。
その一部、店舗限定スニーカー人気は今も続いています。そしてこの局所的な販売手法はいつまで続くのだろう?とため息をついてしまうのです。

 

 

さて、件の妖怪ウォッチはというと、12月に入って容易に入手出来る様になりました。
それは、玩具メーカーとしては1年で最大のかき入れ時であるクリスマス商戦に合わせて、DX妖怪ウォッチも妖怪メダルも一気に大量出荷したからです。
DX妖怪ウォッチに関しては1人1個まで、妖怪メダルは1人3袋までと制限はあるものの、あちこちの取扱店で定価、もしくは割引で販売しています。
そうなると一気に入手しやすくなる要因は、一般的にいう転売目的の購入者が蜘蛛の子を散らすが如くいなくなるからです。
だって、ネットオークションに出品しても定価以上の値段がつかないから。
一方でこの大量出荷はクリスマス商戦以外にもうひとつ理由がありそうです。
それは、2015年1月に妖怪パッドなる新商品が発売され、子供達の目がそちらに移行するので、売れるうちに売ってしまえ的な戦略が推測されます。
そして、実のところ夏ごろから大量生産を重ね、でも小出しにしか出荷せず煽り、溜めに溜めた在庫をクリスマス前に大放出。
子を持つ親や、孫のために財布の紐が緩むお爺さん、お婆さんの懐を狙った手法は上手いなぁと感心してしまう、そんな2014年の暮れでした(笑)。

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